海上輸送について
アメリカは輸出よりも輸入にウエイトがおかれている国ですから、海上輸送の場合は、広いアメリカ国内で空コンテナのハンドリング、また全世界で使用される需給に見合った空コンテナ数の調整が必要とされています。
ある船会社では、1年に4回専用システムを使って全世界の実入りコンテナと空コンテナの配置をチェックし、空コンテナの所在の調整をしているようです。
最近は、コンテナの管理にRFIDを活用している船会社もあるそうです。

アメリカでも1960年代までは、旅客と貨物輸送を民営鉄道が行っていました。
しかしながら、時速100km程度のスピードでカバーするには広すぎる国土を有するアメリカでは、航空機による旅客輸送が発達しますと鉄道旅客輸送は一気に陰りを見せるようになりました。
このあたりの事情は、日本にもある程度当てはまるところもありますが、その規模の開きは比べものになりません。
地球温暖化が、アジアとアメリカとの物流に大きな影響を与えているそうです。
2006年は8月11日から5週間、北極海の氷がなくなるという現象が起こりました。
そのため、大西洋から北極海を抜けて太平洋に至る北西航路が氷に阻まれずに航行可能になったようです。
これは夢の北西航路と呼ばれており、アジアから出た船は日本海に入り、津軽海峡を抜けてベーリング海峡を通り、北極海を抜け、アメリカ東海岸に到達するということです。
これにより、パナマ運河経由より数千キロ短縮できるということです。
今後は、航路の管理権を巡って関係国の駆け引きが繰り広げられると言われています。
アメリカでは返品や交換に付随して企業が負担するコスト総額は、米国のGDPのおよそ1%にも達すると言われています。
この金額は年々増える傾向にあり、アメリカのリバースロジスティクスにかかるコストは毎年1000億ドル規模で増加していると言います。
このリバースロジスティクスの金額が増加する背景には、実物を見ずに商品を購入するオンライン取引の普及も大きいのですが、アメリカ特有の物流事情も見逃せないと考えられています。
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